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男女共同参画が生み出した化け物 2

 もちろん、これで社会主義幻想を捨てる彼らではありません。「一度生まれた思想は無くなる事はない」とは「戦争論2」での小林よしのり氏の言葉ですが、その通りでした。
 ソ連の崩壊により、自分たちが信じた理想が間違っていたと感づき、それでも認めたくない彼らの次の標的は歴史問題。最初はただの創作だった「従軍慰安婦」を国際問題にまで仕立て上げ、次は「東京裁判」というトンデモ裁判から派生した「靖国問題」。それだけでは飽き足らず、「南京大虐殺」に関しては、数学的および物理的に無理な虐殺人数をはずかしげもなく喧伝。その人数が中国が発表した人数よりも多いというのですから、いったいどうしちゃったのか、もしかして「大は小を兼ねる」の使い方を間違っているのでは、と他人事ながら国語力を心配してしまいます。
 そして、そんな彼らは言います。「日本は真の謝罪から世界の信頼を得る」と。しかし、念のために説明しますが、彼らの言う「外国」とは、「中国・北朝鮮・韓国」の三国のみです。しかも、彼らの言う通り、信頼を得られるはずもなく、日本が過去に謝罪した結果が三国の行き過ぎる反日思想政策なのですから、いったい何がしたいんだ、と。第一、やってもいない、またはやったとは言い切れない、しかも国の尊厳に関わるような問題をまともな検証もせずに謝罪したら、得られるのは信頼よりも軽蔑だと思いますが。結局、ここでも日本のためではなく、もちろん三国のためでもなく、(輪郭を変えた)自分たちの理想の実現のためだけに歴史問題や三国を利用していた事がバレます。つまり、彼らの言う「歴史問題」が事実無根である事がほぼ確定したのです。それでも、まだ捨て切れていないようですが。
 そして、彼らの(今現在の)最終標的は「ジェンダーフリー」。その当時の私がうかつだったという他ないのですが、恥ずかしながら、私も「男女共同参画で本当に男女平等の社会が来る」と思い込んでいた時期があったのです。「男らしく」「女らしく」というのは差別だ、古い考えだ、と。よく考えてみれば、体の構造の違いからして、性差を無くすなんて無茶だという事くらい、すぐ分かったのに。
 彼らのダブスタ振りは、そこでも発揮されます。男女共同参画のはずが、男性と共生しようという意志が全くない。出産育児も多様な生き方の一つなのに、それを「自分の人生ではなく、夢を犠牲にしている、男の犠牲になっている」と言う。ならば、「子供を五人くらい産んで育てて、忙しい毎日を送りたい」という私の夢はどうしてくれるのかと言いたい。年齢的に五人は無理そうですが。まだ三人は行けそうです。
 話がずれました。とにかく彼らの敵は男。社会主義を語る時に欠かせない「ブルジョワ」と「プロレタリアート」を「男性」と「女性」に置き換えると、彼らの正体が見えて来ると思いますが、男女共同参画とか言いながら、その実男性をことごとく卑下し、敵対すべき物として見ているのです。
 そんな彼らがやった事と言えば、まずは不要な言葉狩り。「看護婦→看護士」ならまだしも、「助産婦→助産士」って何ですか。さすがに高機能な私のパソコンでも変換出来ませんでしたよ。
 そして言葉遊び。配偶者の呼び方でも「主人」や「旦那」は女性が召使いみたいだからいかん、「嫁」や「家内」は女は家にいるべきと取れるからいかん…って、殆ど言いがかりなんですが。百歩譲ってジェンフリ思想として、単なる一思想を全国民に押し付けないでほしいと激しく願います。そんな彼らが編み出したのが「呼び名の改変」。これは一例ですが、私、正直聞いた瞬間笑っちゃいましたよ。
「以前までは家では『あなた』『お前』で通していたけど、アメリカ(なぜか彼らの間ではアメリカがジェンフリ先進国だという思い込みがあるらしい)では『ダーリン』『ハニー』と呼んでいるから、うちでもそう呼ぶ。」
だそうですよ。え〜、つっこんでいいですか。アメリカでは、夫婦がお互いの事を呼ぶ時、「ダーリン」「ハニー」なんて呼ばずに、名前かあるいはニックネームで呼びます。どこまで思い込みが激しいのでしょうか。しかも、こてこての日本人顔の、それも(当時)50才にさしかかろうと言ういい大人が何が「ダーリン」ですか。耳の心地好さだけで変えまくると、節操無しと言われても文句は言えんぞ、と軽く吠えておきます。

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「思想・考察」カテゴリの記事

コメント

台風様
今は連絡が途絶えてしまいましたが、かつて知り合いだったある女性(その人はとても優秀なナースでした)は、
「看護婦」を「看護師」と呼ぶ事について「私は看護婦という言葉に誇りを感じていた。だから『看護師』なんて
言葉は嫌だ」と言っていました。
確かに、看護の世界には男性もいるでしょう。しかし、男性の場合は「看護士」女性は「看護婦」でいいではないかというのが、私の素朴な考えです。
ましてや、事実上女性しかなれない(男性の進出には
多くの妊産婦が抵抗があると答えています。)
「助産婦」まで「助産師」などという必要はありません。
なつかさんの掲示板でどなたがかが書いておられたと思いますが、ジェンフリ論者は、「慰安婦」でさえ「慰安師」と呼ばないといけないと言い出すのではないでしょうか?

投稿: 愛国青年 | 2007年2月23日 (金) 13時42分

愛国青年様
看護婦については、愛国青年様と同じ考えで、看護婦と看護士で性別が分かるんだから、便利でいいのに、何ゆえわざわざ、と思うのです。
「助産婦→助産士」には失笑する他ないですね。男にあの「ひー、ひー、ふー」のありがたみは分からん!!とか、変な所で優越感を感じたりするのですが、さすがに、そんな私的感情はエントリには書けまいw
「慰安婦→慰安士」には、私は違う考えを持っていて、私は、「彼らは絶対変えない」と思っています。なぜなら、「慰安婦を職業とは思っておらず、男性の性奴隷、性被害者として位置づけているので、それをしたら、男性か女性か分からないような名称になってしまい、被害者である対象が分からなくなってしまうから。
あくまでも自分たちが被害者でいるためには、どんなダブスタも恥じない、それがフェミサヨであった(冷笑)
 卑近な例ですが、「女優」と聞くと、普通の女優のイメージを持ちますが、「男優」と聞くと、とたんにいかがわしいイメージを持ってしまうのは、男性差別なのでどうにかしてください、と思う下品な台風でしたw

投稿: 台風 | 2007年2月26日 (月) 01時04分

”ダーリン”は、某アメリカ人気ドラマで、夫の名前が”ダレン”で、女性主人公が彼の名前を呼びかけただけだったのを誤解したというのが発祥のようです。

投稿: まんさん | 2008年1月 2日 (水) 22時58分

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最近、参ってるんだよね。ほんとに。 なにってさー、子供たちのなぞなぞ攻撃。 笑い事じゃないよ。 ほんとにすさまじいんだから。 しかもえんえんと続くのよ。こっちは忙しいって言うのに、おかまいなし(笑) で、真剣に聞いてないと、怒る、怒る。 [続きを読む]

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